1、青春18切符とは | |||||
青春18切符は、日本全国のJR線の普通・快速列車、およびJR宮島航路に乗り放題の切符です。 ↓実際に購入するとこんな感じです。 |
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2、発売期間と利用期間 | |||||
青春18切符は期間限定の切符であり、発売期間と利用期間が設定されています。(平成16年10月現在) | |||||
期間 | 発売期間 | 利用期間 | |||
春休み | 2月20日〜3月31日 | 3月1日〜4月10日 | |||
夏休み | 7月1日〜8月31日 | 7月20日〜9月10日 | |||
冬休み | 12月10日〜1月10日 | 12月20日〜1月20日 | |||
10月にも「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」が発売されます。使用方法は青春18きっぷと一緒です。子供料金あり。 | |||||
発売期間(平成16年) | 利用期間(平成16年) | 価格 | |||
10月1日〜10月15日 | 10月2日〜10月15日 | 9,180円(子供 4,590円) | |||
3、価格と乗れる日数 |
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価格 | 1日分×5回セットで11500円 | ||||
上の画像のように、5回分がセットになっているため、バラして購入することはできません。 利用の時ごとに改札口で駅員さんに今日の日付を押してもらいます。 また同一行程で旅行する場合に限り、複数人(2人〜5人)で使用できます。 その場合は今日の日付を人数分だけ押してもらい、常に一緒に改札口を出なければなりません。 1人で5回使っても、5人で1回使っても、2人で2回+1人で1回使ってもその使い方は自由です。 また余ってしまった場合でも次のシーズンや年に持ち越すことはできないので、 余ってしまった場合は近い距離の移動でも使ってしまうか、金券ショップなどで売りましょう。 |
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4、年齢制限 | |||||
ありません | |||||
切符の名前は“青春”“18”切符ですが、老若男女誰でも利用できます。 | |||||
5、子供料金 | |||||
ありません | |||||
大人と同じく1回分で1人分です。あまり遠距離の旅行でない(東京→郡山、静岡、松本など)場合は、 普通乗車券の子供料金(大人の半額)の方が安あがりの場合もあります。 |
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6、発売箇所 | |||||
駅の「みどりの窓口」、JTBなどの主な旅行会社 | |||||
電車の車内では発売していません。始発など早朝に出発する場合はみどりの窓口、旅行会社共に 営業していない場合が多いので、あらかじめ前日までに切符を購入しておくと良いでしょう。 |
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7、払い戻し | |||||
5回分すべて残っている場合に限り、購入した駅、または旅行会社で払い戻すことができます。 その際は、手数料の210円を差し引いた11290円が払い戻し金額となります。 1回でも使った場合は、払い戻しはできません。ただし、金券ショップで早めに売れば、 1枚あたり2000円〜2200円で買い取ってくれるようなところもあります(利用期間終了の20日前ぐらいまでが目安です) |
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8、18切符1日分の有効期限 | |||||
午前0時から翌日の午前0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効です。 青春18切符で乗車できる夜行列車を上手に使えば、この法則を最大限に生かして非常にお得な旅ができます。 簡単に言ってしまえば、東京から熊本まで青春18切符1枚で行けてしまうのです。 ただし夜行列車で注意することが一つあります。ここでムーンライトながらの例を見てみましょう。 ムーンライトながらは東京を23:43に出発する夜行列車です。 もちろん18切符で乗車できるのですが、例えば東京から18切符を使い始めたとします。 すると18切符の有効期間は翌日の午前0時を過ぎて最初に停車する駅までですから、 0時を過ぎて最初に停車する駅、つまりなんと横浜でその有効期間が終わってしまいます。 さて、とすればどうすればいいのでしょうか。答えは「東京から横浜までの乗車券を別途購入する」です。 そうすれば東京−横浜間450円を追加するだけで、0:11横浜発から延々とその日の24:00まで 1枚の切符で旅行ができるわけです。18切符の判は0:00を過ぎてから車内でも押してもらえるので安心してください。 その時にちゃんと0:00を回ってからの日付の判が押されているのを確認してくださいね! また、東京電車特定区間と、大阪電車特定区間は終電まで有効です。(下図を参照してください) |
9、乗れる列車、乗れない列車 | ||
普通(各駅停車) | ○ | 18切符のみで乗車できます。 |
快速・新快速・特別快速・通勤快速 | ○ | 18切符のみで乗車できます。 |
ライナーなど乗車整理券が必要な列車 | △ | 乗車整理券を別途購入すれば乗車できます。 |
ムーンライト、SLなどの全席指定席の列車 | △ | 座席指定券(指定席)を別途購入すれば乗車できます。 |
普通列車のグリーン車 | × | 利用できません。乗車には乗車券、グリーン券・寝台券が必要です。 |
新幹線、特急、急行 | × | 利用できません。乗車には乗車券、特急券・急行券が必要です。 |
寝台列車 | × | 利用できません。乗車には乗車券、特急券・寝台券が必要です。 |
私鉄、第3セクター鉄道 | × | 利用できません。乗車には乗車券が必要です。 |
JRバス | × | 利用できません。乗車には通常の乗車料金が必要です。 |
JR宮島航路 | ◎ | 18切符のみで乗車できます。 |
石勝線「新夕張」〜「新得」 津軽海峡線「蟹田」〜「木古内」 |
この区間は特急列車しか走っていないため、 特急の普通車自由席に18切符のみで乗車できます。 しかしこの特例区間を超えて乗車した場合には、 乗車した全区間乗車券・特急券が必要となります。 |
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三陸鉄道「シーリアスライナー」 | 18切符の利用者は三陸鉄道の運賃が半額になります。 |
青春18切符、普通運賃、学割運賃、こども運賃の距離に対する金額の推移
上のグラフは青春18切符、普通運賃、学割運賃、こども運賃の距離に対する運賃の推移です。
(ちなみにこのグラフは完全に正確なものではないのでご了承下さい・・・^^;)
グラフを見ると141km地点で普通運賃が、161km地点で学割が、261km地点でこどもが18切符より高くなります。。
ちなみに普通・学割・こども共に、本州3社(JR東日本、東海、西日本)の幹線の場合の料金となっています。
東京・大阪電車特定区間ではこれより安く、またそれ以外の所では高くなっています。
また、学割は101km以上で適用なので100kmの時より101kmの時の方が安くなるのは面白い現象ですね。
つまり全体としては次のようなことが言えます。
片道141km以上、往復の場合は片道71km以上乗れば、普通運賃の元が取れる! |
東京から141km以上の目安は富士(静岡)、韮崎(山梨)、沼田(群馬)、矢板(栃木)です。 東京から161km以上の目安は清水(静岡)、小淵沢(山梨)、水上(群馬)、黒磯(栃木)です。 東京から261km以上の目安は弁天島(静岡)、信濃大町(長野)、長岡(新潟)、福島(福島)です。 |
都市名 | 青春18切符(円) | 普通運賃(円) | 学割料金(円) | 子供料金(円) |
札幌 | 6650※1 | 14070 | 11250 | 7030 |
函館 | 4350※2 | 11550 | 9240 | 5770 |
青森 | 2930※3 | 10190 | 8150 | 5090 |
仙台 | 2300 | 5780 | 4620 | 2890 |
新潟 | 2300 | 5460 | 4360 | 2730 |
長野 | 2300 | 3890 | 3110 | 1940 |
名古屋 | 2300 | 6090 | 4870 | 3040 |
大阪 | 2300 | 8510 | 6800 | 4250 |
広島 | 2300 | 11340 | 9070 | 5670 |
高松 | 2300 | 11010 | 8800 | 5500 |
博多 | 2750※4 | 13440 | 10750 | 6720 |
※1 | 盛岡〜好摩間はIGRいわて銀河鉄道(別途\630円)を利用し花輪線経由で青森へ。 青森〜函館間は青函フェリー(別途\1420)利用。 |
※2 | 盛岡〜好摩間はIGRいわて銀河鉄道(別途\630円)を利用し花輪線経由で青森へ。 青森〜函館間は青函フェリー(別途\1420)利用。 |
※3 | 盛岡〜好摩間はIGRいわて銀河鉄道(別途\630)を利用し、花輪線・奥羽本線経由で青森へ。 |
※4 | ムーンライトながらで大垣まで行き、そこから東海道、山陽、鹿児島本線を乗り継ぎます。 (18切符1枚2300円、東京〜横浜450円:横浜で日付が変わるため) |