鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ
(平成16年10月現在の情報です)

1、「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」とは
鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷは、日本全国のJR線の普通・快速列車、およびJR宮島航路に乗り放題の切符です。
↓実際に購入するとこんな感じです。
2、発売期間と利用期間
発売期間(平成16年) 利用期間(平成16年)
10月1日〜10月15日 10月2日〜10月15日
3、価格と乗れる日数
価格 9,180円
乗れる日数 3日間(3回分)
上の画像のように、3回分がセットになっているため、バラして購入することはできません。
利用の時ごとに改札口で駅員さんに今日の日付を押してもらいます。
また同一行程で旅行する場合に限り、複数人で使用できます。
その場合は今日の日付を人数分だけ押してもらい、常に一緒に改札口を出入りしなければなりません。
1人で3回使っても、3人で1回使っても、2人で1回+1人で1回使ってもその使い方は自由です。
また余ってしまった場合でも
次のシーズンや年に持ち越すことはできないので、
余ってしまった場合は近い距離の移動でも使ってしまうしかないでしょう。
4、年齢制限
ありません   
5、子供料金
4,590円(大人の半額となります)   
6、発売箇所
駅の「みどりの窓口」、JTBなどの主な旅行会社
電車の車内では発売していません。始発など早朝に出発する場合はみどりの窓口、旅行会社共に
営業していない場合が多いので、あらかじめ前日までに切符を購入しておくと良いでしょう。
8、1日分(1回分)の有効期限について
午前0時から翌日の午前0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効です。
このきっぷで乗車できる夜行列車を上手に使えば、この法則を最大限に生かして非常にお得な旅ができます。
簡単に言ってしまえば、東京から熊本までこのきっぷ1枚で行けてしまうのです。
ただし夜行列車で注意することが一つあります。ここでムーンライトながらの例を見てみましょう。


ムーンライトながらは東京を23:43に出発する夜行列車です。
もちろんこのきっぷで乗車できるのですが、例えば東京から1日目を使い始めたとします。
すると18切符の有効期間は翌日の午前0時を過ぎて最初に停車する駅までですから、
0時を過ぎて最初に停車する駅、つまりなんと横浜でその有効期間が終わってしまいます。
さて、とすればどうすればいいのでしょうか。答えは「東京から横浜までの乗車券を別途購入する」です。
そうすれば東京−横浜間450円を追加するだけで、0:11横浜発から延々とその日の24:00まで
1枚の切符で旅行ができるわけです。きっぷの日付印は0:00を過ぎてから車内でも押してもらえるので安心してください。
その時にちゃんと0:00を回ってからの日付の判が押されているのを確認してくださいね!

また、東京電車特定区間と、大阪電車特定区間は
終電まで有効です。(下図を参照してください)

9、乗れる列車、乗れない列車
普通(各駅停車) 乗車できます。
快速・新快速・特別快速・通勤快速 乗車できます。
ライナーなど乗車整理券が必要な列車 乗車整理券を別途購入すれば乗車できます。
ムーンライト、SLなどの全席指定席の列車 座席指定券(指定席)を別途購入すれば乗車できます。
普通列車のグリーン車 × 利用できません。乗車には乗車券、グリーン券・寝台券が必要です。
新幹線、特急、急行 × 利用できません。乗車には乗車券、特急券・急行券が必要です。
寝台列車 × 利用できません。乗車には乗車券、特急券・寝台券が必要です。
私鉄、第3セクター鉄道 × 利用できません。乗車には乗車券が必要です。
JRバス × 利用できません。乗車には通常の乗車料金が必要です。
JR宮島航路 乗車できます。
石勝線「新夕張」〜「新得」
津軽海峡線「蟹田」〜「木古内」
この区間は特急列車しか走っていないため、
特急の普通車自由席に乗車できます。
しかしこの特例区間を超えて乗車した場合には、
乗車した全区間乗車券・特急券が必要となります。